色覚対応

🗂️ 読み方

しきかくたいおう


🏷️概要

色覚対応とは、色の見え方の多様性に配慮し、情報が「色だけ」に依存しないよう設計するアクセシビリティの考え方・手法のことです。

カラーアクセシビリティとも言います。

主にUIデザインや資料、標識などにおいて、色の違いが判別しにくい場合でも、情報の意味や差異が正しく伝わるようにすることを目的としています。


🔎 ひとことで

色だけに頼らない情報の伝え方のことです。


🧱 構造定義

色覚対応は、情報を正確に伝達するための設計原則であり、インクルーシブデザインの中核的な実践の一つです。


📖目的

色覚対応の短期的な目的は、色の識別が難しい人でも情報を正しく理解できるようにすることです。

情報を色で表すという表現方法は人間社会で広く用いられ、赤=異常、緑=正常、のように一定の共通認識が構築されています。

しかしこの表現方法は色を正しく識別し、かつその色の意味について事前理解が前提とされています。

色の識別が困難な人や、色への認識について異なる文化を持つ人に対して正確に情報を伝えるためには、色以外の情報伝達手段を併せ持つ必要があります。

視覚情報の冗長性を確保することで、長期的には、誰にとっても直感的でストレスの少ない情報伝達を実現することにつながります。


⚙️方法論

基本

色覚対応の基本は「色に依存しない設計」です。

簡単な診断方法としては「その情報をモノクロで出力しても、内容を正確に理解できるか」を試すことでしょう。

冗長表現

色以外の意味表現の活用を併用することが重要です。

文字やアイコンによる意味表現を併記することで、色に頼らない情報伝達が可能になります。

検証

色覚シミュレーターなどを用いて、代表的な色覚タイプの見え方を擬似的に再現した環境による検証を行うことが可能です。


⚠️ よくある誤解

  • 「色を使ってはいけない」ではありません。
    色「だけ」を使った伝達では不十分というのが色覚対応の考え方です。
  • 「コントラスト(明度差)」を上げれば良いというわけではありません。
    先述のモノクロ出力による簡易テストでは、これでうまくいくように見えますが、高すぎるコントラストはかえって目を疲れさせるものになります。
  • 「一部の人だけの問題」ではありません。
    色に対する文化的な差の他、環境によって色の識別が困難になる場面は起こり得ます。

💻 補足


🔗リンク